バイクキャンプに最適なクーラーボックスを選ぶ3つのポイント
バイクキャンプでは、食材や飲み物を冷やして保つためにクーラーボックスは欠かせません。しかし、バイクに乗せる際には、限られたスペースや荷物の制限があるため、通常のキャンプ用品とは違った選び方が必要です。ここでは、バイクキャンプに適したクーラーボックスを選ぶ際に重要な3つのポイントを紹介します。
基本的には以下の3つぐらいがクーラーボックスでは重要かなと思っています。
- 保冷力
- コンパクト性
- 耐久力
この3つぐらいがクーラーボックスでは重要です。恐らく多くのバイクキャンパーが、リアにクーラーボックスを積むのではないかと思っています。その後ろに足りなければ、もう一個クーラーボックスを取り付けるという感じでしょうか。
クーラーボックスどうしてる?と言われれば、そういう感じになると思います。今日はそういうクーラーボックスどうしてる?という疑問から、どういうクーラーボックスがバイクに適しているか?ということを考えてみました。
保冷力:飲み物も食材もキンキンに冷やす
バイクキャンプでの食材の鮮度を保つには、クーラーボックスの保冷力が非常に重要です。長時間のツーリングでも、飲み物が冷たく、食材が新鮮なままでいるためには、高い保冷性能が求められます。特に夏場のキャンプでは、この点がキャンプの快適さに直結します。
保冷剤との組み合わせで、さらに長時間保冷
クーラーボックス単体でも保冷は可能ですが、保冷剤を使うことでより長時間、効率的に冷やすことができます。保冷剤を上手に活用し、ボックス内の配置を工夫することで、保冷効果が最大化します。おすすめは凍らせたペットボトルや、専用の保冷剤を適切な場所に配置する方法です。
長距離ツーリングでも安心!高い保冷性能を持つモデルとは
バイクキャンプに適した保冷力の高いクーラーボックスとしては、氷が2〜3日間溶けない高性能モデルが人気です。例えば、YETIやイグルーなどのメーカーが提供するクーラーボックスは、その保冷力の高さが評価されています。これらは容量が大きくなくとも、保冷能力がしっかりしているため、少量の食材や飲み物を冷やすのに適しています。
コンパクト性:バイクにスッキリ収まるサイズ感
バイクキャンプでは、クーラーボックスのサイズが大きな問題です。荷物スペースが限られているため、できるだけコンパクトなモデルを選ぶことが重要です。特にバイクのキャリアに収まるか、パッキングしやすい形状かがポイントとなります。
小型軽量モデルのおすすめ5選
バイクにぴったり収まる小型軽量のクーラーボックスとして、StanleyのアドベンチャーシリーズやColemanのパーティースタッカーシリーズなどがオススメです。これらのモデルは持ち運びやすく、軽量でありながらも、十分な保冷力を備えています。特にスタンレーのモデルは、バイクツーリングでの使用を想定した耐久性にも優れています。
収納性も重視!折り畳み可能なモデルも
収納スペースが限られているバイクキャンプでは、折り畳み可能なクーラーボックスが非常に便利です。未使用時にはコンパクトに折りたたみ、使うときに展開できるモデルは、持ち運びが楽で荷物の節約にもつながります。具体的には、Sea to Summitの折りたたみクーラーボックスが特におすすめです。
耐久性:過酷なアウトドアシーンにも耐えられる
アウトドアで使用するクーラーボックスは、耐久性も重要な要素です。特にバイクキャンプでは、振動や衝撃、時には天候の影響を受けることがあるため、壊れにくい素材や頑丈な作りが求められます。
素材選びが重要!丈夫なクーラーボックスの選び方
耐久性の高いクーラーボックスを選ぶ際には、使用されている素材にも注目しましょう。ポリエチレン製のクーラーボックスは軽量でありながら、衝撃にも強く耐久性に優れています。また、ステンレス製のモデルはさらに強固で、長期的な使用に耐えます。バイクの振動や衝撃にも強いこれらの素材を使ったモデルが特におすすめです。
長く使える高品質なモデルを紹介
耐久性が高いクーラーボックスとして、PelicanのハードクーラーボックスやOtterBoxのクーラーは高い評価を受けています。これらは軍用規格に基づいた設計で、過酷な環境でも長く使うことができるため、バイクキャンプでも安心して使えるモデルです。
ベルトやネットを使った固定方法
バイクにクーラーボックスを固定する際は、しっかりと安定させることが大切です。ツーリング中の振動や風の影響を受けないよう、確実な固定方法を取ることが必要です。ここでは、固定に使える具体的な方法をいくつか紹介します。
一般的に、クーラーボックスはバイクのリアキャリアやシートに固定しますが、その際には固定ベルトやネットを使用すると便利です。これらは簡単に使えて、しっかりと荷物を固定できます。
この動画のやり方が一番キャリアの取り付け方で専用工具を使わない、簡単な方法ではないかなと思って紹介させていただきました。個人的にはちょっとぐらぐら動きすぎかなと思いましたが、キャリアは道路などに落下しなければいいと思うので用途を決めて使うなら、問題のない括り付け方だとは思います。
ただしすごく重たい食材を運ぶなどするときは、ちょっと弱いですね。PCXなどのスクーターでもできなくはないのですが、この括り付け方だと若干安定性に難がある可能性もあります。その辺はご自身で興味があれば、試しにやっていただければと思います。
ベルトの長さや選び方
ベルトを使う際は、クーラーボックスのサイズに合わせて調整できるものを選びましょう。長さが調整できるだけでなく、しっかりと固定できるバックル付きのものがオススメです。また、荷崩れ防止用の滑り止め加工が施されたベルトを選ぶと、さらに安心です。
ネットの固定位置
ネットを使って固定する場合、バイクのリアキャリアやシート下にしっかりと固定できる位置を選びましょう。特にバイクの走行中に荷物が揺れないよう、ネットの張り具合や位置取りを慎重に行うことが重要です。
カスタムパーツでしっかり固定
クーラーボックスの固定をより確実にするためには、専用のカスタムパーツやキャリアを使用する方法もあります。バイク専用に設計されたラックやキャリアは、クーラーボックスの積載に最適です。
専用のキャリアやラックの紹介
バイク用のキャリアとしては、GIVIやSHADといったメーカーが提供するリアキャリアが人気です。これらは、クーラーボックスをしっかりと固定でき、ツーリング時の揺れを最小限に抑えます。また、荷物が安定するため、長時間の走行でも安心です。
DIYでオリジナルの固定方法
市販のキャリアやラックを使わず、DIYでオリジナルの固定方法を考えることも可能です。例えば、ホームセンターで手に入る金具やベルトを使って、バイクにぴったり合ったカスタム固定具を作成することができます。これにより、自分のバイクに最適な形でクーラーボックスを固定できるようになります。
収納アイデア:限られたスペースを有効活用
クーラーボックスは単に食材や飲み物を冷やすだけでなく、工夫次第でキャンプをより快適に、そして便利にすることができます。ここでは、バイクキャンプで役立つクーラーボックスの活用術を紹介します。
バイクキャンプでは、持ち運べる荷物の量が限られているため、クーラーボックスの中身も効率よく収納することが重要です。保冷をしながらも、スペースを最大限に活用するための収納アイデアを考えましょう。
冷蔵と冷凍の仕分け方
クーラーボックス内で冷蔵と冷凍のエリアを分けることで、必要な食材や飲み物を適切な温度で保存できます。例えば、保冷剤や氷を上段に置き、下段に野菜や飲み物を配置することで、冷凍エリアと冷蔵エリアを自然に作り出すことができます。また、冷却が必要ないものは保冷剤から遠ざけて収納するなど、温度の調整を工夫しましょう。
コンパクトに収納できるアイテム紹介
クーラーボックス内のスペースを有効に使うために、折りたたみできる食器や、小分けできるタッパーを活用すると便利です。Sea to Summitやトランギアが提供する折りたたみ式のシリコン製ボウルやコップは、収納スペースを取らず、軽量なのでバイクキャンプには最適です。これにより、クーラーボックス内でのスペースを無駄にせず、必要なものを効率的に持ち運ぶことができます。
クッキング:クーラーボックスを活用した調理
クーラーボックスは、単に食材を冷やしておくだけではなく、調理の際にも役立ちます。特に、冷たい料理を作る際や、調理の準備をスムーズに進めるために大いに活用できます。
冷製パスタやサラダなど、キャンプ飯のレパートリーが広がる
クーラーボックスを活用して作ることができる料理には、冷製パスタやサラダなど、暑い季節にぴったりの料理があります。パスタを事前に茹でて冷やしておき、現地でソースや具材と混ぜるだけで、簡単に冷製パスタが完成します。また、野菜を冷やしておけば、シャキシャキ感が損なわれず、美味しいサラダを作ることができます。
保冷剤を使ったアイスクリーム作り
意外かもしれませんが、クーラーボックスと保冷剤を使って簡単なアイスクリームを作ることも可能です。生クリームや牛乳、砂糖を混ぜたものをジップロックに入れ、その袋を氷と塩を入れた大きめの袋に入れて振ることで、短時間でアイスクリームができます。これもバイクキャンプの楽しみの一つです。
まとめ
バイクキャンプにおいてクーラーボックスは、保冷力、コンパクト性、耐久性といった要素を考慮して選ぶことが重要です。また、固定方法や活用術を工夫することで、キャンプをさらに快適に過ごすことができます。
特に、限られたスペースを有効に使いながら、クーラーボックスを活用するアイデアや料理のレパートリーを広げることで、バイクキャンプの楽しさが倍増します。ぜひ、自分に合ったクーラーボックスを見つけ、次のバイクキャンプに役立ててください。
今回はクーラーボックスですが、リアキャリアを取り付けてクーラーボックスを取り付けますよね?私はそのクーラーボックスの前にタナックスのシートバッグを取り付けています。
取り付けイメージはこんな感じです。友達から写真は借りてきたのですが、結構便利だと言っていました。写真がブレて申し訳ないのですが、ヘルメットの下のバッグがシートバッグです。容量もかなり広くていろいろな荷物を入れても問題はありません。
クーラーボックスに食材や飲み物、シートバッグにはキャンプ道具や着替えの服など。そういった使い分けも可能になります。様々なキャンプ道具を駆使して、バイクという不便な乗り物を少しでも快適にしていきたいところですね。