9月ツーリングの服装選びで失敗しないための3つのポイント
9月のツーリングは、季節の変わり目ならではの気温や天候の変化が大きく影響します。ここでは、9月のツーリングを快適に楽しむための服装選びで失敗しないためのポイントを3つ紹介します。適切なレイヤリングや防水対策、季節に応じた注意点を抑えておけば、天候や気温の変化にも対応できるでしょう。
今年に限った話かもしれませんが、9月は相当厳しいシーズンでした。何が厳しいのか?というと、ちょっと暑かったり寒かったり意味がわからない時期を過ごしていた気がしました。
こういうシーズンがバイクウェアの一番難しいシーズンです。厚着をしても暑すぎて、薄い服を着ても寒すぎます。9月は残暑が残って来年も私はこの流れが続くと思います。なので今日は来年の9月にはどういう服装をするべきか?ということを踏まえて、解説を加えていこうと思います。
1. 気温の変化に対応できる重ね着が基本
ツーリング中の気温変化に対応するためには、重ね着が基本です。9月は日中と朝晩の気温差が大きいため、ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーをしっかり組み合わせることで、快適さを保ちましょう。
近年気候が変化し続けているように感じているので、9月だから台風が来るとは限らないと思っています。逆にその影響で雨が降りやすく気温が急激に下がったり、逆に翌日は晴れで急に温度が上がったりすることも多くなるように感じました。
バイクもやはりウェアもワークマン一択とはいかない気がしています。ワークマンも有能なウェアが多いですが、それとハイブランドのバイクメーカーの服を組み合わせると、よりいい感じのバイクライフを送れると思います。
ベースレイヤー:汗を素早く吸収する機能性インナーを選ぶ
ベースレイヤーは、肌に直接触れるため、汗を素早く吸収し、乾きやすい素材のインナーが理想です。9月はまだ暑い日が続くこともあるので、吸湿速乾性のあるポリエステルやナイロン素材のインナーを選ぶと快適です。
結構バイクで蒸れやすいのがパンツじゃないかなと思っています。ユニクロのエアリズム以外に有能なパンツを聞いたことがないのですが、実はワークマンなどにも有能なインナーウェアは存在しています。今回はユニクロのエアリズムの服を紹介していますが、ワークマンやDIY系のショップにも訪れてみてください。
ミドルレイヤー:フリースや薄手のダウンで保温性を確保
冷え込みを防ぐために、ミドルレイヤーには保温性のあるフリースや薄手のダウンが最適です。寒さが強まる夕方や早朝に調節できるよう、軽量でかさばらないものを選ぶと持ち運びが便利です。
ここが結構重要なのですが私は防風効果のあるインナーは、どんなシーズンでも身に着けておくべきだと思っています。ここではクシタニのミッドジャケットを紹介しておきます。インナーで2万円しますが、この値段もその品質と自信の表れだと思ってください。
保温+防風効果の二つを兼ね備えており、9月の何か寒いな~という日でもほぼ問題は感じないと思います。真夏でも意外と走行風が寒いと感じるのは私だけかもしれませんが、インナーでありながら普段着としても使えます。
アウターレイヤー:風を通さない防風ジャケットがおすすめ
風が当たることで体温が奪われやすいバイクの移動には、防風性のあるジャケットが重要です。特にバイク用のジャケットには、風を防ぎつつ通気性を確保するものも多く、快適なライドをサポートしてくれます。
今度は逆に暑い日を想定して書いていきます。今年の9月は酷暑が残り、29度越えの日が多かったように感じました。そういう時にはクシタニに頼ってしまうのが私です。怪我を防止しつつ暑さ対策もできるのが、クシタニの品質の高さと思えます。
クシタニのキマイラコンテンドジャケットという商品があります。インナーがメッシュ素材になっており、ジッパーを開くとメッシュ素材が表に出てきて、その部分から走行風が入ってきて暑さが和らぐという感じのジャケットです。
9月のような難しい気候には、クシタニのキマイラコンテンドジャケットのような、全気候、全季節対応のようなジャケットがいいと思います。
2. 天候の変化に備え、雨具は必須
9月は天候が不安定で、急な雨に見舞われることも少なくありません。雨具をしっかり準備しておけば、急な天候変化にも対応できるので安心です。
コミネのレインウェアは有名ですが、ここもワークマンを加えてもいいと思います。レインウェアで重要なのが、完璧なウェアは存在しないという点です。防水20000mm耐水と書いてあっても、9時間以上乗っているともう浸水してきます。
なので私のコンセプトはクシタニ以外は、いかに安くものがいい商品を選ぶか?ということに、レインウェアだけは注力していけばいいと思います。
コンパクトに収納できるレインウェアを選ぶ
ツーリング用のレインウェアは、コンパクトに収納できるタイプが便利です。防水性と透湿性を兼ね備えたものを選ぶと、蒸れを防ぎ、雨天時の快適さを確保できます。
ワークマンはちょっと大きい商品も多いですが、上下のセットアップであればコンパクトに収納可能です。レインウェアならモンベルなども視野に入れていいと思います。山や川に行く装備をしていけば、大体防水加工になっていると思います。
防水グローブで手を守る
手先が濡れて冷えると、操作性が落ちてしまうため、防水グローブを持参しましょう。防水加工されたグローブは雨や風をしっかりブロックし、長時間のライドでも快適に過ごせます。
残念なことなのですが私は本当の防水グローブは、水仕事をするときに付けるゴム手袋だと思います。私の仕事柄結構手袋の着脱も多いので、基本的にテムレスのようなグローブは無理なのですが。しかし普段つけるような防水グローブをLLのような大き目のものを買っておいて、テムレスのような完全防水手袋をインナーに着けるなら、正解だと思います。
ただしこのやり方で行くなら、スマホの操作性などは捨てた方がいいですが。笑
防水ブーツで足を濡らさない
足元も雨対策が重要です。防水ブーツを履くことで、突然の雨にも足が濡れにくく、濡れて冷えた足から体温が奪われることを防ぎます。
完璧な防水ブーツは長靴です。郵便局員が雨の日に履いているあれです。あれが一番最高じゃないかなと思っています。いろいろ防水ブーツと呼ばれるものも履いてきましたが、郵便局員の長靴が一番最高だったなと思います。
お気に入りのバイクシューズを履きながら防風効果も持続、さらに雨から靴も守るならシューズカバーも選択肢に入れていいと思います。まあまあ防水効果もあるので、長時間乗らないならこれでもいいと思います。長靴は事故が起きるとNGなので、事故が不安な方はレインシューズカバーにしておいた方がいいと思います。
3. 季節の変わり目だからこその注意点
9月は朝晩と日中の気温差が大きいため、ツーリング中に体温を適切に調整することが重要です。最近はそれが10月だったり11月だったりするのですが、最近の9月は結構暑いと思います。
なので余計に服装の調整が難しい時期なのですが、寒い日も当然あるので寒い日にも対応できるようなツーリングウェアでないと厳しいかなと思います。東京を基準に考えてしまうとそうなのですが、山や川に遊びに行く場合は5度~10度ぐらい気温が低い印象を持っていていいと思います。
朝晩の冷え込みに備える
早朝や夕方は冷え込むことが多いため、寒さ対策をしておくと快適です。温かいインナーダウンやネックウォーマーを活用し、気温に応じて調整しましょう。
インナーならクシタニのミッドジャケットが有能かなと思います。保温+通気性を兼ね備えたハイブリッドなインナーです。お値段はお高いのですが、品質の表れと思って投資するに値するジャケットだと思っています。
日中の暑さ対策も忘れずに
日中はまだ夏の暑さが残ることもあるため、通気性の良いウェアやメッシュ素材のジャケットを取り入れることで、涼しさを保てます。
コミネからメッシュライダージャケットというものを見つけたので、ご紹介させていただきます。バイクが一番難しいのが、夏の気温の時です。このときにどれだけ走行風で涼しさを得られるか?というのが、重要になってくると思っています。
ワークマンでも同じような商品を見つけたのですが、デザイン性なども考えるとこちらの方が上じゃないかなと思います。
汗冷え対策も重要
汗をかいた後、気温が下がると汗冷えが生じやすくなります。汗をかいた際には、吸湿速乾性のインナーで肌をドライに保つと、体温の急激な低下を防ぐことができます。
正直なことを言ってしまうとユニクロのエアリズム一択ぐらいでもいいです。こういうインナーはホテルルートインの側にユニクロが必ずと言っていいほどあって、そこで買って現地で捨てるというやり方でもいいです。いちいち持っていく必要はないので、汗をかいたら即ポイという感じでいいです。
9月ツーリングにおすすめのアイテムとコーディネート例
9月のツーリングに適したアイテムを揃えることで、快適さと安全性を高められます。以下に、上半身・下半身別のコーディネート例やおすすめアイテムをご紹介します。
1. 上半身のコーディネート
上半身は防風性や通気性、重ね着しやすさが求められます。各アイテムの選び方に注意して、快適なコーディネートを考えましょう。
- メッシュジャケットの活用法:暑い日にはメッシュジャケットが便利です。通気性が良いため、日中の気温が高い場合でも快適に過ごせますが、冷え込み対策に薄手のインナーダウンと組み合わせると、朝晩も対応可能です。
- パーカーやスウェットとの組み合わせ:防風ジャケットのインナーとして、パーカーやスウェットを重ねることで、体温調整が容易になります。カジュアルなスタイルも楽しめるため、見た目を意識する方にもおすすめです。
- インナーダウンの重ね着テクニック:冷え込む時間帯には、軽量で保温性の高いインナーダウンが活躍します。ジャケットの下に簡単に着込むことができ、保温性を強化できます。
私はタナックスのシートバックを使っていますが、もし暑かったらジャケットを一枚脱いでタナックスのシートバックにそのまま入れています。9月は結構難しいシーズンに年々変わっているので、ジャケットなどの服も入れられるような準備はしておきたいかなと思います。
パーカー一枚だと寒いのでやっぱり防風ジャケットと一緒に、パーカーを着ると他人と被らないでいいと思います。
2. 下半身のコーディネート
下半身も防風性と保温性を重視して選びましょう。長時間のライドでも快適さを保てるアイテム選びが大切です。
- ライディングパンツの選び方:ライディングパンツはプロテクションが入ったものを選ぶと安全性が高まります。防風性があり、動きやすい素材のものを選ぶと、ツーリング中の快適さも向上します。
- ジーンズにプロテクターをプラス:カジュアルにジーンズを履きたい場合は、プロテクターを装着すると安全性が確保されます。ツーリング用のプロテクター付きインナーも販売されているため、活用すると便利です。
- オーバーパンツの活用法:冷え込む日や雨の日には、防水性のあるオーバーパンツを上から履くと安心です。急な天候の変化にも対応でき、快適さが損なわれません。
この世界で有名なのがPMJのデニムパンツです。防弾ジャケットと同じ素材を使っており、事故が仮に起きても大けがを負うことは少ないのではないかなと思います。
3. その他のアイテム
小物も快適なツーリングに欠かせないアイテムです。グローブやネックウォーマーなど、状況に合わせて選びましょう。
- グローブの選び方:9月のツーリングには、防風性や防水性のあるグローブが活躍します。気温や天候に合わせて、通気性のあるものや保温性のあるものを使い分けると快適です。
- ヘルメットシールドの選び方:ヘルメットシールドは、日差しが強い日はスモークタイプやミラータイプ、曇りがちな日はクリアシールドを使い分けると視界が確保しやすくなります。
- ネックウォーマーの活用法:冷え込みが厳しい朝晩には、ネックウォーマーが活躍します。
自転車用のタイツをインナーの一枚目に着るのもいいですね。お尻にパッドも入っていて、季節もあまり選ばないのでいいと思います。そのまま真冬まで着れるので非常におススメの一枚です。
9月ツーリングの服装に関するよくある質問
9月のツーリングでよく尋ねられる服装に関する疑問をいくつかピックアップし、それぞれにお答えします。
1. 9月のツーリングに最適な素材は?
9月の気温差に対応するためには、通気性と保温性を両立した素材がおすすめです。インナーには吸湿速乾性のある素材を、ミドルレイヤーにはフリースや薄手のダウン、アウターには防風素材のジャケットを選ぶと良いでしょう。
2. レディース向けのツーリングウェアはある?
女性専用のツーリングウェアも多く販売されています。特に女性向けのウェアはシルエットが綺麗で、機能性も優れているものが多いため、フィット感やデザイン性を重視する方におすすめです。
3. 予算を抑えてツーリングウェアを揃えたい
機能性と予算のバランスを考慮する場合、基本的なアイテムを揃えつつ、ユニクロやアウトドアブランドのインナーやミドルレイヤーを取り入れる方法もあります。バイク専用ブランドのアウターだけに投資することで、快適さを維持しつつコストを抑えることが可能です。
4. ツーリング中の温度変化に対応するには?
重ね着で対応できるよう、インナー、ミドル、アウターを用意しておきましょう。また、収納しやすいアイテムを選ぶことで、気温に応じて調整がしやすくなります。
5. 雨の日のツーリングに備えるには?
急な雨に備えて、携帯可能なレインウェアや防水グローブ、防水ブーツを持参しましょう。防水性と通気性のバランスを考慮して選ぶと、蒸れを防ぎつつ雨にも対応できます。
9月ツーリングを快適に楽しむためのその他のコツ
服装だけでなく、ツーリング前やツーリング中の注意点も押さえておくと、より安全で快適なライドを楽しめます。
1. ツーリング前の準備
- 天気予報をチェックする:ツーリング前には、必ず天気予報を確認し、天候に合わせた服装と装備を整えましょう。天候の急変に備え、晴れでも雨具を持っておくと安心です。
- バイクの点検を行う:安全にツーリングを楽しむためには、事前のバイク点検が欠かせません。タイヤの空気圧やブレーキの効き具合、ライトの確認など、しっかりとチェックを行いましょう。
- 荷物のパッキング:ツーリングに必要なアイテムをコンパクトにパッキングし、荷物のバランスを意識することで、長時間のライドでも疲れにくくなります。
2. ツーリング中の注意点
- こまめな休憩:長時間のライドではこまめな休憩が必要です。休憩を取りながら水分補給や軽いストレッチを行うことで、疲労の蓄積を防ぎましょう。
- 温度調整:途中で気温が変わる場合は、重ね着を調整して体温を一定に保つことが大切です。暑くなればインナーを減らし、寒くなれば追加するなど、臨機応変に対応しましょう。
- 安全運転:天候や道路状況に合わせた安全運転が基本です。特に急な天候の変化が多い9月は、路面が滑りやすくなることもあるため、スピードを控えて慎重に運転することが重要です。
まとめ
9月のツーリングは気温や天候の変化が大きく、服装選びが重要です。重ね着での体温調整、突然の雨に備えた雨具の準備、そして冷え込みと暑さ対策をしっかり行うことで、快適にツーリングを楽しむことができます。
また、出発前には天気予報を確認し、バイクの点検も忘れずに行いましょう。しっかりと準備を整え、安全で楽しいツーリングをお楽しみください。
最後にパンツなのですが、、、
1枚目 | 自転車用タイツ |
2枚目 | 極暖ヒートテック |
3枚目 | PMJのデニムパンツ |
冬用に考えたレイヤリングウェアですが、私なら9月なら自転車用タイツ+PMJデニムパンツにするかな、という感じです。自転車用タイツで腰やお尻を守る、PMJのデニムパンツで防風しながら風による疲れを軽減すると言った感じです。
9月は年々結構な暑さになってきているので、服装調整が難しいですが。しかしPMJなら防弾チョッキと同じ素材で作られているので事故が仮に起きても、自分の体を擦り傷からは守ってくれると思います。
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