旅の途中で食べたきしめん・ほうとう・ひもかわが、なぜ今も忘れられないのか
日本の伝統的な麺料理には、多くのバリエーションがありますが、中でも「きしめん」「ほうとう」「ひもかわ」は、それぞれ独特の魅力を持っています。
この記事では偶然旅でふらっと入った店で、たまたまこの3つの麺と出会ったので、その時の体験談と実際に私が食べ比べをして感じた感想などを雑記として残しています。

この間名古屋できしめんを食べてきたんですよね。
実はミニストップだときしめんが年中無休で売っていたりするので、季節関係なくきしめんは都道府県どこにいても基本的には楽しめる、名古屋のソウルフードになっています。
でも疑問に思ってきたんですよね…
きしめんとほうとうって似てるな…笑
って。
でも最近埼玉の加須という場所へ行ったら、ひもかわうどんっていうのもあると道の駅で初めて知ることになりました。
- きしめん
- ほうとう
- ひもかわ
正直に言うと、この日どの麺を食べるかは決めていませんでした。
ただ寒かったのです。
バイクを降りた瞬間、体の芯まで冷え切っているのがわかり、「何か温かいものを入れないとまずい」と感じました。旅の途中で食べるものは、計画していない方が記憶に残ります。きしめんも、ほうとうも、そしてひもかわも、そんな偶然の中で出会った一杯でした。
旅の途中で食べる麺料理は、なぜ記憶に残るのか
旅先での食事は、日常とは判断基準が違います。
味の評価や有名店かどうかよりも、「今の体が何を欲しているか」が優先されます。
特にバイク旅では、
- 長時間の移動
- 冷え
- 疲労による集中力の低下
が重なり、頭で考える余裕がなくなります。だからこそ、その瞬間に体が選んだ料理ほど、後になって強く記憶に残るのだと思います。
きしめんは「軽さ」で先へ進むための麺でした
きしめんを食べたとき、最初に感じたのは軽さでした。
平たい麺は喉を通りやすく、噛む回数も少なくて済みます。出汁も主張しすぎず、体にすっと染み込む感覚があります。食後に眠気が来ないのも印象的でした。
きしめんは、満腹になるための料理というより、**「まだ走れる状態を保つための麺」**です。派手さはありませんが、移動を前提にした食事としては非常に合理的だと感じます。
ひもかわは「境界」に立つ、不思議な存在でした
ひもかわを初めて食べたとき、正直どこに分類すべきか迷いました。
見た目はきしめん以上に幅広く、存在感があります。一方で、ほうとうほど重たくはなく、意外と食後の動きも鈍りません。この中途半端さが、逆に印象に残りました。
ひもかわは、
- 軽すぎず
- 重すぎず
- 進むことも、止まることもできる
そんな**「移動と滞在の境界にある麺」**のように感じます。だからこそ、食べる人の状況によって印象が変わるのかもしれません。
ほうとうは「体を止める」ための料理でした
ほうとうは、はっきりと方向性が違います。
味噌のコク、野菜の量、太い麺。どれを取っても、体を内側から温め、動きを止める力があります。食後は自然と腰を下ろし、「今日はここまででいい」と思えてきます。
ほうとうは、寒い土地で生きるために、意図的に体を休ませる料理です。走り続けるためではなく、生き延びるための食事だと感じました。
似ているのに別物として残った理由
きしめん、ひもかわ、ほうとうは、見た目だけを見れば似た麺料理です。
効率だけを考えれば、どれか一つに集約されても不思議ではありません。
それでも三つとも残ったのは、この国に
- 移動し続ける人
- 一度腰を据える人
- その中間にいる人
が、昔から存在していたからではないでしょうか。
軽く食べて先へ進む人のためのきしめん。
進むか休むかを選べるひもかわ。
体を止めて守るためのほうとう。
役割が違ったからこそ、それぞれが今も受け継がれているのだと思います。
この一杯のあとに向かった川治ダムの話
この食事のあと、私は川治ダムへ向かいました。
気温は低く、決して楽な道ではありませんでしたが、不思議と気持ちは落ち着いていました。
体が満たされると、心にも余裕が生まれます。旅の途中で出会った一杯は、単なる腹ごしらえではなく、その後の時間の質まで変えてしまうのだと実感しました。
3種の麺を食べ比べてみて、まず感じた違い
きしめん、ほうとう、ひもかわ。
名前は知っていても、実際に続けて食べ比べる機会はあまりありません。
今回は「違いを調べよう」と思って食べたというより、
旅の途中で偶然それぞれを口にする機会が重なり、結果的に食べ比べる形になりました。
先に結論を言ってしまうと、
太さや見た目よりも「食後の感覚」が一番違いました。
太さ・食感の違いを、実際に食べて感じたこと
まずきしめんです。
幅は広いものの、麺自体は薄く、口に入れると驚くほど滑らかでした。噛むというより、すすって喉を通す感覚に近く、食べ終わったあとも胃に残る感じがほとんどありません。
次にほうとうを食べたときは、印象が一変しました。
同じ平たい麺でも厚みがあり、噛み応えがあります。口に入れた瞬間から「これは腹にたまるな」とわかる重さがあり、食後は自然と体を休ませたくなりました。
ひもかわは、その中間のようで、実はまったく別物でした。
見た目はかなり幅広いのですが、意外と重すぎず、もちもちとした食感が続きます。きしめんほど軽くはなく、ほうとうほど重くもない、不思議な立ち位置の麺だと感じました。
歴史や地域性が、味の方向性に表れていると感じた話
それぞれの麺の背景を知ると、食べたときの印象にも納得がいきます。
きしめんは名古屋発祥で、江戸時代から親しまれてきた麺です。
さっと食べられて、次の行動に移りやすい。実際に食べてみて、「都市部で発展した麺」という印象を強く受けました。
ほうとうは山梨県の郷土料理で、寒い時期に体を温めるための食事として根付いています。
河口湖周辺などで食べると観光価格で高く感じることもありますが、地元ではもっと日常的な存在だったと聞きます。食後に動けなくなるほどの満足感も、生活に寄り添った料理だと感じました。
ひもかわは群馬県で生まれ、農家の食事として親しまれてきた麺です。
手軽さと満足感のバランスが良く、「今日はまだ動くかもしれないし、休むかもしれない」そんな日にちょうどいい料理だったのだと思います。
具材とスープを含めて考えると、役割がはっきりする
きしめんは、やはりシンプルなだしが一番合います。
ネギやかまぼこ程度の具材でも十分で、麺そのものの軽さが活きます。
ほうとうは味噌ベースが前提で、かぼちゃや野菜がたっぷり入ります。
具材も含めて一つの料理として完成しており、麺単体で語れない存在です。
ひもかわは、豚肉や野菜を入れた具だくさんのスープとの相性が良く、満足感と食べやすさの両立が印象的でした。
「家庭料理として続いた理由」が、食べてみてよくわかります。
食べ比べてわかったのは、優劣ではなく役割の違いでした
三つの麺を比べてみて感じたのは、
どれが一番おいしいか、という話ではありませんでした。
- きしめんは、先へ進むための麺
- ほうとうは、体を止めるための料理
- ひもかわは、その中間にある選択肢
それぞれに役割があり、だからこそ今も残っているのだと思います。
3種の麺で作る、我が家の定番レシピ
ほうとうとひもかわうどんに関しては、あんまりアレンジレシピはないです。笑
というかほぼ一個もなかったように感じました。
ほうとうとひもかわうどんに関しては別途、食べられるお店をご紹介しておきます。郷土料理なので結構山梨や群馬へ行くと
きしめん
ころきしめんを簡単アレンジ❤サラダきしめん
by ひーじゃーまん

材料(2人分)
ころきしめん / 1パック(2人前)
絹豆腐 / 1丁(150g)
かにかま / 3本
すりごま / 大さじ2
ミニトマト / 4個
ベビーリーフ / 1パック
レシピを考えた人のコメント
寿がきやのころきしめんの簡単アレンジで美味しくてヘルシー♪
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ほうとう
+醤油❤冷凍里芋で「ほうとう」風の煮込みうどん♪
by ジョン・リーバス

材料(2人分)
☆水 / 550cc
☆和風だし / 7g
☆一口大の冷凍里芋 / 10個位
人参(皮付きOK) / 2cm位
ネギ / 半本
しめじ / 1/3パック
ほうれん草 / 1株
ほうとう麺(代用可) / 2人前
◆味噌 / 大匙山盛り1位
◆醤油(生醤油を使用しました) / 小匙1位
レシピを考えた人のコメント
ほうとう麺を使いましたが、お好みのうどんで❤・・❤隠し味の醤油で、ひと味ものたりなかった味噌煮込みが美味しくなります↑
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ほうとうのアレンジは一応ご紹介しておきましたが、私は道の駅や峠を走り切った後の冷えた体に直接取り込みたいなと思う食べ物です。
なので基本的にほうとうは外で食べるのが、一番美味しいんじゃないかなって思います。笑
ひもかわ
うんめぇ♡上州おっきりこみうどん(煮ぼうとう)
by にゃんころもち子

材料(2人分)
ひもかわうどん(お切り込み) / 2玉
豚コマ切れ肉 / 100g
大根 / 100g
にんじん / 4〜5cm(40g)
ごぼう / 1/4本(40g)
里芋 / 小4個(100g)
かぼちゃ / 1/8個(150g前後)
しめじ / 1/2株(50g)
干し椎茸 / 小2〜3個(4g)
油揚げ / 1/2枚(15g前後)
こんにゃく / 1/4枚(60g)
炒め油(サラダ油かごま油) / 適量
□水+椎茸戻し汁 / 750cc
□ほんだし / 大さじ1/2
■しょうゆ / 大さじ4(72g)
■ 酒・砂糖・みりん / 各大さじ1(15g・9g・18g)
小ネギ(小口切り)、七味など / お好みで適量
レシピを考えた人のコメント
群馬・埼玉の郷土料理、おっきりこみ(煮ぼうとう)。家庭や地域で様々ですが、基本は醤油ベースのうどんです。寒い季節に心も身体も温まります♪
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こちらの郷土料理なので基本的には食べに行った方がいいかなぁって思います。
3大麺を美味しく食べられるお店をご紹介!
一店舗のみのご紹介ですが。

もし行って食べ比べをしたい方がいたら、是非参考にしてください。
きしめんが食べられるお店
きしめん 住よし JR名古屋駅 3・4番ホーム店
今回食べたのはこのお店です。場所や駐輪場などは載せません。理由は…エキナカだからです。笑
ほうとうが美味しいお店
名物ほうとう不動 河口湖北本店
| 住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町河口707 |
| お問い合わせ | 0555-76-7800 |
| 駐車場 | あり |
| 営業時間 | 11時 〜 20時 |
| 定休日 | なし |
不動ほうとうのみのメニューですが、それでもリピーターが絶えないほうとうの大人気店です。駐車場もかなり広くあるので、お昼どきを避けて行っても不動ほうとうを食べられるチャンスが多いです。
ひもかわが美味しいお店
ひもかわうどんもソースカツ丼とセットになっているお店もありますが、今日はひもかわうどんを美味しく食べられるお店をご紹介しておきます。
麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店
| 住所 | 群馬県桐生市相生町2-735-15 |
| お問い合わせ | 0277-47-8190 |
| 駐車場 | お店の前と少し離れた所にもあり |
| 営業時間 | 11:00~14:00(受付終了)/17:30~21:15(最終入店) |
| 定休日 | 月曜、第4火曜(祝日の場合は営業し、翌日が休み) |
まとめ|予定外だったからこそ、記憶に残った
きしめん、ひもかわ、ほうとうに優劣はありません。
ただ、そのときの体と状況に合っていたから、今も思い出せるのだと思います。
旅の途中で食べるものは、決めすぎない方がいいのかもしれません。
偶然入った店で、体が欲しがる一杯をそのまま受け取る。
その方が、旅はずっと記憶に残ります。