70歳からのバイクライフを安全に楽しむための3つのステップ
70歳を迎えても、バイクツーリングを楽しむことは可能です。ただし、年齢を重ねるにつれて体力や反応速度に変化が生じるため、安全を第一に考えたバイクライフが重要です。ここでは、70歳からでもバイクツーリングを快適に楽しむための3つのステップをご紹介します。
私も70歳になっていないのでわからないのですが、40代になって体力の衰えを感じたということはないですね。若い頃とあまり変わらず過ごせているんじゃないかなと思っています。
しかし体力以外の問題もバイクに乗る場合は、起きやすい年代であることは事実です。今日はそんな70歳からでもバイクに乗りたいと思う方のために、一体何に気を付けた方がいいのか?ということをバイク選びの部分から解説していきたいと思います。
70歳でもバイクを楽しく乗る秘訣を3つご紹介します!
70歳でもバイクに乗っているライダーの方は、結構いるようですね。
緻密なトレーニングなどをこなしているように思えますが、それでもいるという事実には変わりはないので、ご紹介させていただくことにしました。
70歳でもSSやフルカウルのバイクに乗るというのは、本当にかっこいいなぁって思います。しかし別にじゃあ一般人でこれができないの?と言われれば、できると思っているので今回は70歳でもバイクに楽しく乗る秘訣を3つご紹介させていただきます。
しかしリターンライダーの方は70歳じゃなくても、どんな年齢の方でも気を付けてください。
70歳でもバイクに乗る秘訣その1:自分に合ったバイクを選ぶ
最初のステップは、体力やライフスタイルに合わせたバイク選びです。70代に入ると、若い頃と同じように重いバイクを乗りこなすのは難しくなることがあります。そのため、自分に合ったバイクを慎重に選ぶことが重要です。
- 70代におすすめのバイクの種類と特徴:バイクには、小型・中型・大型とさまざまな種類がありますが、70代のライダーにはどのタイプが最適でしょうか?以下、それぞれの特徴を見ていきます。
- 小型バイクのメリット・デメリット:小型バイクは取り回しがしやすく、街乗りに最適です。車体も軽量なため、駐車場での移動や狭い道での操作が容易です。燃費も良いため経済的ですが、高速道路ではパワー不足を感じることがあり、長距離ツーリングには不向きかもしれません。
- 中型バイクのメリット・デメリット:中型バイクは、軽快さと安定感を兼ね備えています。ツーリングにも適しており、バランスの良い選択肢です。車体の重量が小型バイクより増えるため、停止時や低速での取り回しがやや難しく感じることがありますが、一般道や高速道路での走行において快適です。
- 大型バイクのメリット・デメリット:大型バイクは高速道路での長距離ツーリングに最適で、圧倒的なパワーと安定感を誇ります。しかし、重量が大きいため、70代のライダーには取り回しが難しくなることもあります。特に信号待ちや駐車時に倒してしまうリスクが高まります。
- 予算と体力に合わせたバイク選びのポイント:70代では、体力や予算を考慮したバイク選びが重要です。新車購入は費用が高くつくことが多いため、コストパフォーマンスを重視するなら中古バイクも選択肢に入れるべきです。中古バイクは比較的安価に手に入りますが、信頼できる販売店から購入することが大切です。また、メンテナンスのしやすさもチェックポイントです。
自分に合ったバイクとは、自分が乗れそうなバイクのことです。しかしそうは言ってもハーレーに乗りたいという方も、中にはいると思います。そういう方は足つきなどを改善できるのか?ということを、ショップにあらかじめ相談しておくといいと思います。
70歳でもバイクに乗る秘訣その2:安全運転のための知識と技術を身につける
バイクを安全に運転するためには、年齢に応じた知識と技術が必要です。高齢者ライダーとして、特に気をつけるべきポイントを押さえておきましょう。
- 高齢者ライダーが注意すべき交通ルールとマナー:高齢者ライダーは、視力や反応時間の低下に注意が必要です。視力が衰えていると判断力にも影響を与えるため、定期的な視力検査を受けることをおすすめします。また、道路交通法をしっかり理解し、マナーを守った運転を心がけましょう。特に、交差点での優先順位や、車間距離を十分に取ることが大切です。
- 視界の確保と反応時間の遅れへの対策:高齢になると、視界の確保や反応時間の遅れが問題となることがあります。まずは、定期的に視力検査を受け、メガネやコンタクトレンズの度数を確認しましょう。さらに、反応時間の遅れに対応するためには、余裕を持った運転が必要です。周囲の状況を早めに把握し、急ブレーキや急ハンドルを避けることが安全運転のポイントです。
- 雨天時や夜間の運転の注意点:雨天時や夜間の運転は、視界が悪くなるため特に注意が必要です。雨の日は路面が滑りやすくなり、ブレーキの効きが悪くなることがあります。そのため、スピードを落とし、車間距離を多めに取るようにしましょう。夜間は視認性が低くなるため、反射材付きのジャケットやヘルメットを着用し、自分の存在を他のドライバーにアピールすることが大切です。
- バイクのメンテナンスと点検の重要性:バイクのメンテナンスは安全運転の基礎です。特に長距離ツーリング前には、タイヤやブレーキ、オイルなどの基本的な点検を怠らないようにしましょう。
- タイヤの空気圧チェック:タイヤの空気圧は、安全運転のために最も重要な点検項目です。空気圧が低いと、ハンドリングが悪化し、タイヤの寿命が短くなります。ツーリング前には必ず空気圧をチェックし、適切な値に調整しましょう。
- ブレーキの効き具合:ブレーキの効き具合は、急な停止が必要な場面で命を守るために不可欠です。ブレーキパッドの摩耗状態や、ブレーキレバーの感触に異常がないか確認することが大切です。
- オイル交換の頻度:オイル交換はエンジンの寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスです。メーカーが推奨する交換サイクルを守り、定期的に交換することで、エンジンの性能を最大限に引き出せます。
70歳でいきなりバイクに乗ると、体力の衰え以外にも道に迷いやすかったりします。そういうとき有能なナビをつけているというのが重要になります。
70歳でもバイクに乗る秘訣その3:健康管理と体力維持
バイクを安全に楽しむためには、健康管理と体力の維持が不可欠です。特に70代では、体力の低下がツーリングに影響を与えることがあります。
- バイクに乗るための健康診断と相談:70歳を迎えたら、バイクに乗る前に健康診断を受け、医師に相談することをおすすめします。
- 運動不足解消のためのトレーニングメニュー:バイクに乗るためには、特に体幹や脚力を維持することが重要です。運動不足を解消するために、毎日の軽い運動を取り入れましょう。ウォーキングやストレッチは、年齢を問わず誰でも取り組める運動です。また、筋力トレーニングとしては、スクワットや軽いダンベルを使った運動がおすすめです。これらのトレーニングは、バイクの乗車姿勢を安定させ、長時間の運転でも疲れにくくする効果があります。
- 栄養バランスの取れた食事:体力を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。特に高齢者は筋力が衰えやすいので、たんぱく質をしっかりと摂ることが大切です。肉や魚、大豆製品などを積極的に取り入れ、ビタミンやミネラルを含む野菜や果物も意識して摂取しましょう。バイクツーリングは体力を消耗するため、日々の食事でしっかりエネルギーを補給しておくことが、健康的なバイクライフを支えます。
- ツーリング中の体調管理:ツーリング中の体調管理も重要です。特に長時間のツーリングでは、体力が消耗しやすくなり、体調不良を引き起こすリスクがあります。
- 休息の大切さ:ツーリング中は定期的に休息を取り、無理をしないことが重要です。疲れを感じたら早めに休憩を取り、ストレッチを行って筋肉をほぐしましょう。また、休憩時には水分補給を忘れずに行い、脱水症状を防ぐことが大切です。
- 熱中症対策:夏場のツーリングでは、熱中症に注意が必要です。帽子やヘルメットの下に吸湿性の高いインナーを着用し、体温を調整しましょう。ツーリング前には水分を十分に補給し、こまめな水分摂取を心がけることが大切です。また、直射日光を避けるため、早朝や夕方の時間帯に走行するのも効果的です。
- 万が一の時のための準備:万が一、体調が悪化したり事故に遭ったりした場合に備え、緊急連絡先や医療情報を事前に家族や仲間に伝えておくことが大切です。また、応急処置ができるように、簡単な救急セットを持参することをおすすめします。
70歳だからという理由より、いきなりバイクに乗るという体力が備わっていない場合も多いです。必ず定期的に運動はしておいてください。何も走り込みをすればいいというものではなく、基礎的な筋トレをすればいいだけです。
私もバイクで仕事をしていますが、自重トレーニングを週3,4日程度やるだけで、全然体力が衰えて立ちごけのリスクが増えることはないです。
自分に合ったツーリングコースを選ぶ
70代でも、しっかりとした準備をすれば、健康的で快適なツーリングを楽しむことができます。自分に合ったコース選びや持ち物の準備を整えることで、より充実したバイクライフを送ることが可能です。
ツーリングを楽しむためには、体力や時間に合わせたコース選びが重要です。無理のない計画を立て、自分のペースでツーリングを楽しみましょう。
日帰りツーリングにおすすめのコース
70代でも気軽に楽しめる日帰りツーリングコースを選ぶことがポイントです。近場の観光地や名所を巡ることで、体力の負担を抑えながらツーリングを満喫できます。
- 近場の観光地や名所:日帰りツーリングに最適な場所として、地元の観光地や名所が挙げられます。例えば、歴史的な寺社仏閣や、美しい景色が楽しめる自然公園などは、リラックスしながら走行できるおすすめスポットです。
- 温泉地:バイクツーリングの後に温泉でリフレッシュするのも素晴らしいアイデアです。体の疲れを癒しながら、心もリラックスできる温泉地を目的地にすることで、ツーリングの楽しみが倍増します。
このプランはリターンライダーの方が、肩慣らしに安全運転を確かめるのに有効な方法です。それかツーリング初心者の方が適当に走っても、安全で楽しめるようなプランです。
できれば日帰りではなく、二泊三日の旅も設定してみると面白いかもしれません。
一泊二日のツーリングにおすすめのコース
もう少し遠くへ足を伸ばしてみたい方には、一泊二日のツーリングもおすすめです。長距離ツーリングは体力を使うため、無理のないペースで計画を立てましょう。
- 自然豊かな場所:自然に囲まれた場所を目指すツーリングは、リフレッシュ効果も高く、心身の健康に良い影響を与えます。山岳地帯や湖畔など、風光明媚なスポットを選んで、自然を満喫するツーリングを楽しみましょう。
- 歴史ある街:歴史のある街を訪れるツーリングは、観光とライディングの両方を楽しめる贅沢な体験です。古い街並みを歩きながら、地元の文化や歴史に触れることで、ツーリングがより豊かなものになるでしょう。
ツーリングの準備と持ち物
ツーリングを成功させるためには、適切な準備と装備が必要です。服装や装備、必要な持ち物をしっかり揃えることで、安全で快適なツーリングを実現します。
- 服装と装備:ツーリング時の服装は、快適さと安全性の両方を兼ね備えたものを選びましょう。特にプロテクターは事故時のリスクを減らすために欠かせない装備です。
- プロテクターの重要性:万が一の事故に備えて、プロテクターの着用は必須です。肘、膝、背中をしっかり守るプロテクターを装備することで、転倒時のダメージを最小限に抑えられます。
- 快適なライディングウェア:ライディングウェアは、通気性が良く、動きやすいものを選びましょう。夏場にはメッシュ素材のジャケットが涼しく、冬場には防寒対策を施したジャケットが必須です。長時間のツーリングでも快適に過ごせるウェアを選ぶことが大切です。
- ツーリングバッグの選び方:ツーリングに必要な持ち物を収納するためのバッグも重要です。大きすぎず、小さすぎず、自分の荷物量に合ったサイズを選びましょう。
- 必要最低限の持ち物:ツーリングに持っていくべきものは、まず水分や軽食などの飲食物、そして簡単な応急セットです。また、携帯電話の充電器や地図、予備の防寒具も忘れずに持っていきましょう。
70歳という年代の方ならクシタニが似合うんじゃないか?って思っています。他にもいいライディングウェアはありますが、大体クシタニでそろってしまいます。
ツーリング中のトラブル対策
ツーリング中には予期せぬトラブルが発生することもあります。しっかりと準備をして、どんな状況にも対応できるようにしておきましょう。
- パンク修理キット:ツーリング中にパンクしてしまった場合に備えて、パンク修理キットを携帯しておきましょう。簡単な修理キットがあれば、応急処置を行い、最寄りの修理工場までたどり着くことができます。
- 地図とGPS:ツーリング中に道に迷わないために、地図やGPSを用意しておくことも重要です。特に山間部などでは携帯の電波が届かないこともあるため、事前にオフラインで使える地図をダウンロードしておくと安心です。
- 緊急連絡先:万が一の事故やトラブルに備え、家族や友人の緊急連絡先を事前に登録しておきましょう。ツーリング仲間と一緒に走行する場合は、連絡手段を確認しておくことも大切です。
まとめ
70代になってもバイクツーリングを安全かつ快適に楽しむためには、自分に合ったバイク選びや安全運転の知識、そして健康管理が重要です。無理のない範囲で楽しみながら、定期的なメンテナンスと体調管理を行うことで、長くバイクライフを満喫することができます。安全第一を心がけて、素晴らしいバイクツーリングの時間をお楽しみください。
前にもどこかで書いたかもしれませんが、リターンライダーの方でも高齢者でバイク歴が長くても、ドライブレコーダーはすでに必須かなとは思います。逃げてしまうライダーの方もいますが、立場が悪くなってしまうのであまり強くお勧めはしていません。
しかしドライブレコーダーがあれば万全だということでもないので、一応持っておいてヘルメットに装着しておいていざというときに備えるというのがいいように感じます。
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