オフロードバイクツーリングバッグを選ぶ上での3つのポイント
正直バイクのバックパックは、好きなものを選べばいいというのが個人的な意見ではあります。
しかしオフロードだけは話が違います。オフロードをそのままバッグを背負って走るわけではないかもしれませんが、林道などを走るととにかく服やバイクが傷つきます。
バイクで遭難することなんてないと思っている方もいると思いますが、意外と迷うと迷路のように抜け出せなくなることがあります。そこで中型バイクなどを運転していたら…もうぞっとします。
オフロードバイクに乗る方はもちろん道路のエキスパートでもあると思うので、あまりそういうことはないかもしれません。しかしバックパックの性能は、オフロード走行をするときこそ真価が発揮されます。今日はオフロード走行をしても壊れない、防塵防水のバックパックをご紹介しようと思います。
ただしすべての天候に万能であるわけではないので、その点はご注意ください。
防水機能は必須!雨の日も安心のバッグ選び
オフロードバイクでのツーリングは、突然の天候変化に対応する必要があります。特に雨天時には、荷物が濡れてしまうリスクが高まります。そのため、防水機能を持つバッグの選択は必須です。
何で防水機能が必要か?というと、それはオフロード走行が意外過ぎるほど服やバイクを傷つけていくからです。
林道や石や岩の多い場所、つまり川などの側を走るとき。必ず路面が整備されている場所ではありません。泥道を走ることもあるので、タイヤもかなりスリップなどに強いものでないと意味がないと思います。
あとシートバッグでもいいじゃないかという意見があるかもしれませんが、防水機能があると謳っているものでもそれほど効果が薄いものが多いです。よって防水加工の施された、作りにこだわっているメーカーのバイク用バックパックが必須なのです。
完全防水バッグのメリット・デメリット
完全防水バッグは、内部の荷物を確実に守る頼れるアイテムです。防水性能が高い素材(例:PVCやTPU)で作られており、止水ジッパーやロールトップデザインが特徴です。ただし、デメリットとしては、通気性がなく湿気がこもりやすい点や、重量が増す場合がある点が挙げられます。
バックパックは用途が決まっています。私は好きな方ではないのですが、ラーメンツーリングするというような日帰りの目的なら、バックパックの方が遥かにいいと思います。しかし2,3日キャンプをするとかならシートバックの方がいいと思います。
この辺の用途次第でバックパックかシートバックか、選ぶといいと思います。
防水スプレーやカバーを活用する方法
完全防水バッグを購入しなくても、防水スプレーや防水カバーを活用する方法があります。防水スプレーを使う場合、素材を選ばず適応でき、バッグの撥水性を向上させます。一方、防水カバーは簡単に着脱でき、急な雨でも対応が可能です。ただし、どちらも完全防水ではないため、大雨や長時間の雨天では注意が必要です。
これから紹介するバックパックにはほぼいらないとは思うのですが、それなら防水カバーなどを上からかぶせた方が効果があると思います。
容量と収納力!荷物を効率よく収納する方法
オフロードバイクツーリングでは、持ち物が多くなる傾向があります。適切な容量を選ぶことと、収納力を活かすことで、快適な旅を実現できます。
バッグの容量別おすすめアイテム
容量選びの基準として、1泊程度なら20〜30L、2泊以上なら40L以上のバッグを選ぶと良いでしょう。例えば、20Lクラスのバッグは、軽量で取り回しやすく日帰りツーリングに最適。一方、40L以上のバッグは、キャンプ道具や予備の服などを余裕を持って収納できます。
荷物整理のコツと収納アイデア
効率的な荷物整理には、収納ポーチやコンプレッションバッグを活用しましょう。アイテムをカテゴリ別に分けることで、必要なものがすぐに取り出せるようになります。また、重い荷物は下部に配置し、バイクの重心バランスを保つ工夫も重要です。
取り付け時の注意点とトラブルシューティング
バッグを取り付ける際は、しっかりと固定することが大切です。取り付けベルトやストラップが緩んでいると、走行中にバッグが動いたり落下したりする危険があります。また、バイクの排気管に近い位置に取り付けると、バッグが熱で損傷する恐れがあるため注意が必要です。
それとシートバックとバックパックは併用して使用しないでください。シートバッグの左側がエキパイなどに接触して、そこから発火して荷物が隙間から落ちてしまうという事態が発生します。とても危険なのでバックパックとシートバックはどちらかを使用してください。
オフロードバイク レッグバッグ の選び方
レッグバッグは、身軽に動きたいライダーに適した選択肢です。選び方のポイントは、容量とフィット感です。
それとレッグバッグはとても性能もいいだけでなく、小銭入れにもなる場合があります。仕事でバイクを使っている方にはとても便利なアイテムです。
私はこのレッグバックはクシタニ一択だと思っています。とても有名なだけでなく便利なので、使い勝手がいいからです。私も予算が合いそうなら買って使ってみたいなと思っているものです。
レッグバッグのメリット・デメリット
レッグバッグの最大のメリットは、小物の取り出しやすさと軽快さです。ただし、大容量には向かないため、荷物が多い場合は不向きです。また、体に直接固定するため、長時間の使用では疲労を感じることもあります。
絶対的にサイズ感には注意が必要かなと思います。着用した時の感触や、実際の乗車時に邪魔になるかどうかもチェックしておきたいところだと思います。
レッグバッグの選び方と活用法
選ぶ際は、ベルト部分の調整幅やパッドの有無を確認しましょう。さらに、走行中にずれにくい設計のものが理想的です。貴重品や頻繁に使う小物を収納するのに最適です。
このレッグバッグに関してはクシタニが最適解だと思います。今度正規店に行って商品を試着できそうならしてこようと思います。
オフロードバイク ツーリング バッグ おすすめ ブランド の紹介
おすすめのバッグブランドは、耐久性と機能性で選ぶのがポイントです。各ブランドの特徴を把握して、自分のライディングスタイルに合うモデルを選びましょう。
できることならでいいのですが、バイク用のバックパックは複数持っておくといいと思います。それぞれ特徴や用途が違うので、自分が今日何をしたいか?という気分で選ぶのもいいですし、キャンプへ行くなどの目的がはっきりしているならそれに合うバックパックを選ぶといいと思います。
動画を撮影したいなら撮影機材も入れられるような、大きなバックパックが必要なので下記の中から自分が使いたいと思う目的に合ったものがあれば幸いです。
Kriega
Kriegaのバッグは防水性と収納力で人気があり、特にアドベンチャーツーリングに最適です。Kriegaは大型ライダーなどの間では、多く使っている人が多いメーカーではないかなと思います。
一応Kriegaについて解説すると、バイクツーリング向けに設計された高品質なバッグとアクセサリーを提供するブランドです。
- 耐久性の高い防水素材
- モジュール式の拡張システム
- ライダーの快適性を追求した設計
こんな特徴が挙げられます。また、独自の「クアッドロックハーネスシステム」により、長時間のライディングでも肩や背中への負担を軽減し、多くのライダーから支持を得ています。
Givi
Giviは手頃な価格で高品質の製品を提供していることで有名です。デイトナが母体のブランドです。
Giviはトップケースなどで有名なブランドですが、そのノウハウを活かしているのか。バックパックでもありシートバックにもなるという変わった商品を販売しています。
しかしただバックパックでシートバックになる、というだけではないです。30Lという大容量であり、フルフェイスヘルメットが一つすっぽり収まるような大きさのバックパックになります。これなら観光でバイクから離れても、ヘルメットの盗難に遭う心配はないと思います。
地方へ行くと結構このヘルメットの盗難は多い模様です。特に近年その傾向はより強くなり、軽くトイレに数分離れるとしてもヘルメットを被っていくか、ヘルメットを持っていくかの二択を迫られることになると思います。そういう社会情勢の変化にも対応できたバックパックなので、ツーリングの参考にしてもいいとは思います。
Enduristan
Enduristanは耐久性に優れたバッグが多いことで知られています。
Enduristan(エンデュリスタン)は、スイス発のモーターサイクルラゲッジ専門メーカーで、独自開発の3層生地と溶着構造により、完全防水・防塵・防砂・防泥・防雪を実現しています。
その製品は耐摩耗性と引き裂き強度に優れ、過酷な環境下でも高い耐久性を発揮します。こちらも一度使っては見たいバックパックですね。日本の気候にどれだけ適しているか、本当に使ってみないとわからないんですよね。
Kushitani
Kushitaniは日本人の櫛谷夫妻が作ったブランドです。
櫛谷夫妻が静岡県に設立した櫛谷商店が由来のメーカーですが、最初は革ジャンパーなどを作る程度でした。しかし静岡県浜松市がバイク発祥の地として発展を遂げると同時に、革のツナギを作りその精巧さと丁寧な製品づくりが話題になりました。
その製品はバックパックにも応用され、現在の形になっています。バイク用品は数多くあるのですが、その中でも未だにぐうを抜いている存在がクシタニです。一度手にしてみるとその作りに惚れ惚れしてしまうことは間違いないです。
クシタニのバックパックの特徴は、真夏に蒸し暑いときでも体に密着しない構造になっており、暑さでバックパックを背負いたくないという気持ちが湧いてこない点です。真夏でバックパックの方がいいという方がいたら、クシタニのバックパックが適切かなと思います。
SEAL
SEALはタイヤの廃材を利用して、ボディバッグやウェストポーチや財布、小物類を含めて作っているメーカーです。タイヤの廃材を利用しているのに、その作りは精巧であり利用者からも結構人気の高いアイテムが多いメーカーです。
最近知ったブランドなのですが、こちらも一回使ってみたいなとは思っています。長距離のツーリングや一日で日帰りできない時にとても大きな力を発揮すると思います。さらに私が体験した突然の豪雨などにも対応してくれるので、財布が濡れて中のお金が使い物にならないという懸念を払しょくしてくれます。
それと小銭入れ部分がついているので、ショルダーバッグなどは一個持っていたいなとか思っています。しかし予算が合うならバックパックも一つ持っておくといいんじゃないかなと思います。
まとめ
オフロードバイクツーリングバッグを選ぶ際は、防水性能、容量、取り付けやすさの3点を重視しましょう。さらに、自分の用途に合ったモデルを選び、効率的な収納術を活用することで、快適なツーリングが実現します。人気ブランドやユーザーレビューも参考にして、最適なバッグを見つけてください。
私いろいろ見てきたのですが、SEALのボディバッグなどならシートバックとも併用可能ではないかなと思っています。シートバックはいざというときに非常に便利なので、バイクに取り付けておきたいところです。ということはバックパックではなく、ショルダーバッグやボディバッグなら取り付けられると思います。
ということでレッグバッグかショルダーバッグはもう一度見直して、使いやすいものを選ぼうと思います。SEALだと日本製だし廃タイヤを使っている防水加工もされていて、非常に使い勝手が私にとっては良さそうに思えます。