Dio110タンデムツーリングは「どう？」に対する結論
Dio110のタンデムツーリングは「長距離でも疲れにくく快適に楽しめる」という結論に至ります。コンパクトな原付二種ながら、適切な知識や準備があれば、2人乗りでも十分に満足できる走行が可能です。多くのユーザーが体験しているように、コストパフォーマンスと手軽さから最高のツーリング体験が期待できることも魅力の一つです。
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タンデムツーリング。それもDio110という排気量が低いバイクでのロングツーリングとなると、やっぱり一工夫カスタムが必要になります。一工夫というより二工夫ぐらいしてもやりすぎではないと思います。
- Dio110でのタンデムツーリングに対する最大の不安要素とは何か？
- Dio110タンデムのリアルな実力評価！問題なしの裏付け
- これだけは持っておけ！Dio110のタンデムツーリングで絶対必要なもの5選
できないことではないのですが、250㏄以上のバイク。さらに大型バイクに比べるとやはり排気量で劣るのと、一般道しかほぼ選択肢がないのと等しい状態なので、その辺の道路環境なども考慮して今回は絶対にカスタムするべきパーツなども一緒にご紹介させていただきます。
Dio110でのタンデムツーリングに対する最大の不安要素とは何か？
二人乗りのパワー不足と快適性への影響
最大の懸念はやはりエンジンのパワー不足です。110ccの原付二種であるため、急な登坂路や長距離移動での加速力が不十分と感じる場合があります。また、シートの硬さや足つきの窮屈さも不安材料ですが、後部座席の足置きやグリップバーを適切に使えば安定性も保てます。
Dio110でのロングツーリングを行う、特にパートナーや友達を載せる2人のタンデムツーリングとなると、地理に対する徹底的な理解はあった方がいいと思います。ほとんどの方がスマホを頼りに旅をすると思うので、Googleマップの使い方は熟知しておくといいと思います。
Dio110のライダーに求められる正しい知識と準備
「疲れない」「楽しい」と感じるためには、走行性能だけでなく積載やサスペンションの工夫、疲労軽減グッズの活用が必要です。これらの対策がタンデムツーリングの快適さに直結し、不安要素を克服します。
もちろんサスペンション以外なら、絶対的に疲労回復グッズは持っておくといいと思います。この場合は磁気ネックレスやリカバリーウェアといった就寝時の疲労回復グッズではなく、Dio110にタンデムツーリングをしているときのアイテムのことです。私はやはり運転しているライダーに大幅な負担がかかると思っています。
その中でも冷えやすい日本の環境において、グリップヒーターは必須と言ってもいいと思います。Dio110でもカエディアのグリップヒーターやエンデュランスのグリップヒーターは取り付け可能です。似ているバイクとしてリード125というものがありますが、このタイプでの取り付けの模様を記事にしているサイトがありました。その記事を載せておくので、興味があれば一読していただきDio110でのタンデムツーリングの参考にしてください。
Dio110タンデムのリアルな実力評価！問題なしの裏付け
110ccながら二人乗りは可能、特性理解が鍵
Dio110は原付二種の中でも車体の軽さと安定感が両立しており、タンデムでの走行自体は可能です。ただし110ccのエンジン特性を理解し、無理のない走行を心掛けることが快適なツーリングにつながります。14インチ大径タイヤは走行安定性を高め、特に低速や加速時の安心感があります。
ただしミニバイクというジャンルになるので、加速性能がPCXと同等だとしてもそれ以外の防風の方法など、しっかり確立だけしておいてください。排気量の低いバイクはとにかく登坂する力は低いので、急勾配のルートを避ける必要性はあります。
実際の燃費と走行安定性の評価
燃費は約40～50km/Lと優秀で、長距離ツーリングでも経済的な運用が可能です。走行安定性は14インチタイヤのおかげで高く、ストレートからコーナーまで快適に走行できます。荒れた路面や歩道の段差もサスペンションがしっかり吸収し、疲労軽減に大きく貢献しています。
加速性能は一般的な軽自動車にも劣らないレベルですが、急勾配の登坂ではパワー不足を感じることがあります。eSPエンジンは燃費と静粛性に優れる反面、最高出力を求める場面ではやや非力。計画的な走行ルート選択がポイントです。
この項目の場合結構重要なアイテムになりそうなのが、スマートモニターじゃないかなと思います。これ自体をDio110に取り付けるのは確かに専門知識が必要ですが、USBの増設ぐらいなら問題なくできるのではないかなと思います。
やはりできないことではなさそうですね。USB増設でも面倒なのにスマートモニターの増設なんて、とてもじゃないけど手間以外の何物でもないという方もいらっしゃると思います。そういう方はUSBの増設だけ頑張っていただいて、USB電源で電源が取れるUSBタイプのスマートモニターを導入するのは、Dio110の電力の負担を大幅に減らせると思います。
Dio110での安全な二人乗り方法とツーリング計画の立て方
タンデム走行は法律により定められた装備とルールの遵守が必須です。運転免許区分の確認や乗車時の安全装備着用を徹底しましょう。無理な長距離走行は避け、適度な休憩を挟んだ計画が安全かつ快適です。
上記の動画はスーパーカブ110での旅ですが、こんな旅がスクーターのDio110でも一応可能となります。新型Dio110はeSAF（enhanced Smart Architecture Frame）と呼ばれるフレーム構造を採用し、軽量かつ剛性に優れています。加えて前後連動コンビブレーキが安心感と制動力を高め、タンデム走行での安全性向上に寄与しています。
一般的に最高速度は60km/h程度に抑え、30～40分ごとに休憩を取ることが推奨されます。これにより疲労蓄積を防ぎ、双方が快適なツーリングを享受できます。Dio110の車重は約100kg前後で軽量ですが、タンデム時はそれなりの重さを感じます。足つきは身長160cm以上なら問題なく、パッセンジャーも足置きの安定感で安心して乗車可能です。
シートはやや硬めですが、後方に座りタンデムステップに足を置くことで窮屈さが軽減され、快適な乗り心地が得られます。グリップバーも広くつかみやすく、安定した体勢を維持できるのも好評です。
PCXなどの大型原付二種と比較すると、Dio110は価格が約9万円安く、燃費性能も劣りません。積載スペースはやや小さいもののリアボックス装着が容易で、実用性を確保しながら手軽に乗れる点が魅力です。Dio110のツーリングについては下記の記事でも書いているので、もっとDio110のツーリングについて知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
これだけは持っておけ！Dio110のタンデムツーリングで絶対必要なもの5選
ロングスクリーン
タンデムツーリングでは荷物が増えがちです。Dio110はもともと積載スペースが限られているため、大容量のリアボックスを装着することが必須です。これにより、ヘルメットや着替え、補給品などをしっかり収納でき、荷崩れの心配も減ります。さらに、リアボックスはパッセンジャーのグラブバーとしても活用でき、安全性を高めます。
リアボックスと一緒にロングスクリーンも併用しておくと非常に便利になります。カチオンなどでバーを増設すればそこにスマートモニターやUSB電源を取り付けて、スマホやスマートモニターの電源として活用することも可能になります。この辺のカスタムは知識と経験が必要になりがちですが、初心者でも十分できるカスタムとなります。
強化サスペンション
タンデム時の快適性を左右するのがサスペンションの性能です。純正サスペンションでは硬さを感じやすく、長距離走行での疲労を増やす可能性があります。コストパフォーマンスに優れる社外の強化サスペンションに交換することで、路面の衝撃を効果的に吸収し、乗り心地の改善と疲労軽減に大きく貢献します。
ジェルクッション付きシートカバー
パッセンジャーの尻痛みを軽減するために、ジェルクッション付きのシートカバーは非常に効果的です。純正シートの硬さが気になる場合に取り付けると、長時間の走行でも快適さがアップします。取り付けも比較的簡単で、コストも抑えられるため導入しやすい装備です。
どこでもあるホテルルートイン
尻の痛みを軽減するジェルクッションやシートカバーの使用は効果的です。また、パッセンジャーが常にリラックスできるよう、適切なコミュニケーションと乗車指導が疲労軽減につながります。ただしそれらを導入してももちろん長旅をタンデムツーリングし続けていると、Dio110の場合疲労は倍増していきます。
その場合計画的にやっていないとホテルまでたどり着けない…といった不安がつきまといます。さらにGoogleマップの到着予定時間は本当にあてになりません笑。そこでいつでも使えるホテルなどは常に確保しておきたいところです。その中でバイク旅で絶対に外していけないのが、ホテルルートインという存在です。
- 近くにほぼ確実にユニクロなどのお店がある
- 駐輪場完備でなくても近くに駐輪場がある場合が多い
- 手頃で安心の料金体系と朝食サービス
この観点からホテルルートインは旅の計画の中で、どうしても予約したホテルなどにたどり着けない場合におススメのホテルになります。もちろんこのホテルルートインを目安に、Dio110のタンデムツーリングのルートを組んでもいいぐらいです。
タイヤ空気圧調整と安定性向上テクニック
タイヤの空気圧はメーカー推奨値よりやや高めに調整することで安定性が増し、長距離走行でも疲れにくくなります。空気圧管理はツーリング前の必須事項です。
Dio110であまり聞いたことはないのですが、念のためにジャンプスターター付の空気圧があれば最高ですね。ツーリング先にもよるのですが、地方はガソリンスタンドがない場所も多く存在します。よって一回バイクが止まってしまうとそれを復帰させるのに時間がかかります。
なのでジャンプスターター付の空気圧があれば、電源が落ちて動かなくても問題は少なくなりますし。さらにパンクでもパンク修理キットと合わせて空気圧の道具も持っておくと非常に役立ちます。タンデムだと2人分の加重がDio110にかかるので、ツーリングの際には必須アイテムと言えると思います。
まとめ
Dio110のタンデムツーリングは正しい知識と準備があれば「長距離でも疲れにくい快適な旅」が可能です。エンジンの特性を理解しつつ、サスペンションの強化、積載工夫、疲労軽減グッズの活用を実践すれば、不安なく楽しいツーリングを実現できます。価格面でも優れており、手軽に二人乗りを楽しみたい方に最適です。
今回はリアボックスは入れていませんが、タンデムということで入れませんでした。でも積載量は上がるので重量オーバーにならない自信がある方は導入を検討してもいいと思います。
それと意外と必須になるのが小銭です。高速道路には乗れないので小銭なんて…と思うかもしれませんが、田舎へツーリングするとき以外でも意外と小銭は使うシチュエーションがあります。そういうときにさっと足元から取り出せるようなレッグバッグは強力なサポートアイテムとなります。
下記の製品は小銭などいざというとき取り出しやすいと評判が高いです。細かいところかもしれませんがタンデムツーリングの場合はパートナーに小銭の管理を任せるという手段も取れるので、そういうパートナーの方に下記のようなレッグバッグを装着してもらっておくのも一つのツーリングのストレスを軽減する手段となるはずです。Dio110のタンデムツーリングをストレスまみれにしない、一つの参考にしてください。
