レブル250のUSB電源取り付けは初心者でもできる!

「スマホの電池残量を気にしながらツーリングをしたくない」「ガジェットが好きで、快適なバイク環境を作りたい」そんな悩みや願いを持っているレブル250オーナーの方は多いはずです。バイクでの長距離ツーリングとなれば、スマートフォンやインカム、アクションカメラの充電切れは避けて通れない課題です。
しかし、USB電源の取り付けは難しそうと感じた事はありませんか?実は、基本的な工具さえあれば初心者でもDIYでチャレンジできるカスタムです。「やってみたいけど失敗が怖い」そんな心理に寄り添いながら、この記事ではレブル250にUSB電源を安全かつ確実に取り付ける手順とコツを徹底解説します。バイクショップに依頼する場合のメリット・デメリットも含め、あなたの快適なバイクライフを応援します。
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冒頭から解説をしておきたいのが上記の記事のように、最初から電源一括管理のアイテムを増設しておいた方が、USB電源を単に増設するより圧倒的に後々楽になるという点です。これはライダーさんたちの好みでいいのですが、私だったらUSB電源増設+D-Unitなどの電源一括管理アイテムの増設、という2つの工程が一つの工程になっています。
- スマートライドディスプレイのUSB化
- ドラレコの簡易増設によるセキュリティの進化
- アクションカメラの普及
これらによってUSB増設はレブル250のようなバイクにおいて、非常にニーズがガンガン高まっているのではないかと思っています。もしこれらの装備をレブル250で増設したいと思っているライダーの方は、この記事を読んで後悔することは少ないと思います。
今日はUSB電源を直接レブル250に取り付ける方法と、D-Unitやジャンクションパワーリレーを介してUSB電源を増設する方法の二つを載せておきます。PCXなどのスクーターとはやり方が違うので、注意しながら作業を進めてください。
レブル250をバイク旅で使うときUSB増設して使いたいアイテム3選
レブル250を使う目的は人によって当然様々ではあるのですが、私はほとんどの方がバイク旅で記録を残すことも目標にしている方が多いのではないかと思っています。もちろんそれはYoutuberという枠に限定せず、家族や近親者と思い出を残したいという、ただ記録として残して後で映像を見て楽しむという方も含めています。
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もちろんこの方のようにポータブル電源を使うというのも一つの手ではあるのですが、このやり方だと配線が非常に絡まって乗り降りが激しい時に、非常に不便になってしまいます。なのであらかじめUSB電源を増設することで、配線などの絡まりをなくして安全なライディングを目指すというのも、一つのUSB増設の目的ではないかなと思っています。
そのとき増設して使っていきたいアイテムなどもあるので、その中でこれは絶対に必須だなと思うアイテムを3つ厳選してみました。
ドライブレコーダー
これはただしUSB増設しただけだと、アイテムが限られています。それはUSBに対応したドラレコでなければだめ、という点です。この辺はのちに紹介する電源一括管理アイテムを介すると一気に選択肢が増えるのですが、USB電源を増設するのみなら、下記のようなドライブレコーダーがおススメとなります。
D-Unitやジャンクションパワーリレーを増設するか、USB電源だけを増設するかだけで、これだけ選択肢に幅の違いが出てしまうということです。それを考慮してこの記事を読み進めていただければと思います。USBのみで使えるタイプは下記にそのような商品を紹介した記事を見つけたのでご紹介だけしておきます。

スマートライドディスプレイ
こちらのアイテムは去年から売り出しが進んで、結構多くのライダーが使っているアイテムです。こちらのアイテムも一長一短があるのですが安全上の問題で、動画などが見れないということは忘れてはいけないことです。
レブル250に何を求めるかにもよるのですが、道に迷うことなく行きたいというなら、スマホの電源が切れたことも考えながらスマートライドディスプレイの増設も、USB電源増設と一緒に考えてもいいように感じます。結局スマートライドディスプレイを増設しても、スマホは使うのですが。笑
このアイテムはこの辺のスマホとの兼ね合いが難しいアイテムなので、スマホを複数持ちたくないなら買い切りで使えるスマートライドディスプレイも検討していいと思います。下記のモデルは3万円を切っているので、毎月定額で何か支払いをしなければならないということはありません。

スマホホルダー
今回はUSB電源増設というのが目的なので、それであれば直接スマホホルダーにスマホを挿して、USB電源にUSBの配線をそのままスマホに挿せばいいと思います。しかし電源一括管理アイテムを使うと、USBの配線をいちいち使わなくても問題なくスマホの充電が可能です。
- 雨で濡れてもショートしにくい
- 雨でスマホのUSBジャックが濡れても充電できる
- USBの配線をいちいち雨やほこりでダメになることが少ない
という点でお財布にも非常に優しくなります。できることならD-Unitやジャンクションパワーリレーを増設することをおススメしますが、もしそのままUSBを増設するだけならUSBのケーブルをたくさん買っておくことをおススメします。D-Unitを介したやり方なら、ACC電源から分割してバイクが起動しているときのみ電源を取ることができます。よってレブル250のバッテリーが上がるという不安が大きく減っていきます。

レブル250のUSB電源取り付け方法を徹底解説
今回はこちらの動画を選んでみました。ただしこの動画主の方は最初から、デイトナのD-Unitが付けられている状態からスタートしています。あとの項目でD-Unitやカエディアのジャンクションパワーリレーの取り付け方法も載せておきますので、興味がある方は先にD-Unitやジャンクションパワーリレーの増設を済ませておくと、USB電源増設やグリップヒーターの増設が簡単になります。
手順1:タンクとカウルの外し方&電工ペンチなどで配線の準備
作業性を確保するため、最初にタンクやサイドカウルを外します。
どの部品も無理やり外すと破損の原因になるため、「ネジの位置を確認し、順番にゆっくり丁寧に外す」のがコツです。
タンクのボルトを外す場合は養生テープで傷防止を。部品のネジやクリップは紛失防止のために分かりやすく保管しましょう。こういう配線系の作業を行う方は、必ず電工ペンチをあらかじめ持っておきましょう。非常に役立つのではなく、必須のアイテムだと思ってください。
手順2:ACC電源の取り出し位置
- ブレーキスイッチからACC電源(アクセサリー電源)を取ると、配線の距離が短く済み、初心者が挑戦しやすい方法です。レブル250の場合、フロントブレーキの付け根付近にブレーキスイッチがあり、配線をギボシ端子で割り込ませるだけ。作業後は絶縁処理を忘れずに行いましょう。
- ヒューズボックスからACC電源を取る場合は、まずヒューズの種類(低背、ミニ平型など)と位置を確認。ACC連動のヒューズを選び、専用ヒューズ電源を差し込んで配線すればOKです。「ヒューズボックスがどこか分からない」という場合は、取扱説明書を参考に探しましょう。接続後はヒューズ+配線部分に絶縁テープを巻きつけてショート対策を。
サイドカウルを外して取る方法もあるようですが、非常に狭い箇所にカプラーを刺さないといけないので、細かい作業が得意な方であっても、非常に手間がかかると思います。ヒューズボックスから取る方法なら、シートを外して取ればいいだけなのでこちらの方が便利だと思います。
手順3:USB電源本体の取り付け位置
よくあるのはハンドルまわりへの設置です。スマホホルダーの近くに取り付けておくと充電しながらナビ操作ができます。フレームやタンク周辺に取り付ける場合は、配線をなるべく目立たないようにまとめて固定しましょう。
いずれにしても、防水仕様のUSB電源であっても、直接雨水がかかりにくい場所を選ぶとより安全です。
手順4:配線処理と動作確認
配線は必ずフレームや既存のハーネスとタイラップで綺麗に束ねて固定。ケーブルがタイヤや可動部に干渉しない位置を選びましょう。各端子や露出部分は絶縁テープで保護し、ショート防止策を徹底してください。全ての接続が完了したら、バッテリー端子を元通りにして通電確認を。USB機器を挿して充電が開始されるかどうか、LEDインジケーターの点灯を目視でチェックしましょう。
USBケーブルでスマホの充電ができるか、動画のように確認をする場合は必ず何回かテストを行ってください。iPhoneの場合だと何かが邪魔して、充電がうまくいかない場合があります。またUSBの接触不良が原因のだけの場合もあるので配線がうまくいっていないとは限りません。
なおUSB電源の設置場所は結構決まっていると思いますが、ハンドル操作を阻害しない場所ならどこでもいいと思います。ハンドルブレースなどを使って調節するのもいいと思います。
レブル250のD-Unitやジャンクションパワーリレーの取り付け方法
これからレブル250のD-Unitやジャンクションパワーリレーの取り付け方法について、解説をしていこうと思います。PCXなどのスクーターとは、取り付け方法が違うので注意しながら見ていただければいいかなと思います。
USBを後々増設したいと思ったときに、このアイテムが非常に便利です。似た商品がカエディアからジャンクションパワーリレーというアイテムとして発売されています。しかし圧倒的に電源一括管理のアイテムとして、人気と知名度が高いのはデイトナのD-Unitの方ではないかなと思います。USBで足りないの?と思った方は以下のことを考えてみてください。
- USB電源自体が足りない
- グリップヒーターを増設したい
- スマホを直接レブル250から充電したい
こんな時に非常に便利なのが、このD-Unitやジャンクションパワーリレーなどの電源一括管理アイテムです。こちらの製品のいいところは冬用のアイテムや夏用のアイテムで、使わないときはD-Unitから外せるという点です。その外す工程も非常に簡単なので、一回増設してしまうと非常に便利なアイテムです。
ただしレブル250のようなマニュアルバイクとPCXのようなオートマのバイクで、全くやり方が異なるので今日はレブル250での電源一括管理のD-Unitの取り付け方法について解説をしていこうと思います。
必要な工具と部品を揃える
- D-Unitまたはジャンクションパワーリレー
- 電源取り出しハーネス(レブル250専用品が便利です)
- プラスドライバー、六角レンチなど、カウルやシートを外すための工具
- テスター(検電テスターなど)
- 結束バンド、配線固定用テープなど
- 電工ペンチ、圧着端子(製品によっては不要)
- (必要に応じて)取り付けたい電装品
バッテリーのマイナス端子を外す
- シートを外し、バッテリーにアクセスします。
- スパナやレンチを使って、バッテリーのマイナス端子(通常は黒いコード)を外します。感電やショートを防ぐための重要な手順です。
- マイナス端子は使わないので絶縁テープで巻いておくのもいいと思います。
ACC電源(アクセサリー電源)の取り出し
- キーをONにしたときに通電し、OFFにすると通電が切れる配線を探します。
- レブル250の場合、テールランプやブレーキランプの配線から分岐させる方法が一般的です。
- デイトナなどのメーカーから、レブル250専用の電源取り出しハーネスが販売されており、これを使用すると簡単にACC電源を取り出せます。
- ハーネスの間に割り込ませるだけで、ギボシ端子や配線加工の手間が省けます。
- テスターを使って、キーONで12V前後の電圧があることを確認します。
テスターを使用するのはヒューズボックスのどこが、ACC電源なのかを知るためです。キーOFFにしても電源が流れ続けていない箇所がACC電源です。レブル250専用の電源取り出しハーネスは下記の商品がそれなので、自作が難しい方は購入しておくと便利です。
D-Unit/ジャンクションパワーリレーの設置
- 製品本体を、シート下など、雨風の影響を受けにくい場所に設置します。
- 付属のステーや両面テープ、結束バンドなどを使って、しっかりと固定します。
カエディアのジャンクションパワーリレーはこういった名前ではないのですが、新作が出ているようなのでポートが少なくてもいいならそちらのタイプでもいいと思います。自分のバイクライフに合わせてお好きな電源一括管理アイテムを選んでください。
配線の接続
- 電源(+)の接続: D-Unit/ジャンクションパワーリレーの電源コードを、バッテリーのプラス端子に接続します。製品によっては、ヒューズボックスを経由して接続するものもあります。
- アース(-)の接続: アースコードを、車体のフレームなど、しっかりと電気が流れる金属部分に接続します。バッテリーのマイナス端子に直接接続することもあります。
- ACC電源の接続: 手順3で取り出したACC電源を、D-Unit/ジャンクションパワーリレーのACC端子に接続します。この接続により、キーON/OFFに連動してユニットが作動するようになります。
取り付けたい電装品の接続
- D-Unit/ジャンクションパワーリレーの空いている端子に、USBポートやETC、電熱ウェアなどの電装品を接続します。
- 電装品側のアースも、車体フレームなどにしっかりと接続します。
動作確認
- すべての配線が正しく接続されていることを再度確認します。
- バッテリーのマイナス端子を元に戻します。
- キーをONにし、取り付けた電装品が正常に動作するか確認します。
- 問題がなければ、配線を綺麗にまとめ、結束バンドなどで固定します。
カウル・シートの取り付け
外したカウルやシートを元に戻して、作業完了です。もしレブル250のシートが硬いという方がいたら、この段階で変えてしまってもいいと思います。ご自身のツーリングなどの経験に基づいて、最適なシートを選んでいただければ幸いです。
まとめ
レブル250は初心者でもUSB電源を取り付けやすく、DIYによるバイクカスタムの第一歩に最適です。日常の利便性とバイクライフの幅を広げるため、このカスタムにぜひチャレンジしてみてください。「不安があっても大丈夫」。この記事を読んだあなたなら、きっと快適で安全なUSB powered ツーリングが実現できます。
もし配線系で雨に濡れる、砂ほこりにさらされてダメになるのでは…と不安になる方は、万が一の保険のためにポータブル電源を持っておくといいと思います。これはいろいろやり方や意見があるとは思うのですが、近場の買い物とかじゃない限りポータブル電源は持っていてもいいと思います。
自分が完璧にセッティングしました~と思っても、いざツーリングを行ってみると本当に不具合が出てくるものです。え?こんなところでなんで??っていうところで、USBの充電が効かないと言ったこともあります。ツーリングはそういった突然のトラブルとの闘いでもあります。
今回のやり方でダメな場合はバイク屋さんに持っていきましょう。大体5000円~10000円でやってくれます。しかしポータブル電源はそういった電源系のトラブルすべてをほぼ解消してくれるので、大容量のものを一つ持っておくといいと思います。レブル250のいいところはこういった大きめのポータブル電源も楽々運んでくれるところでもあるように感じています。電源に困らないツーリングの一つの参考と考えてください。